画像線分化
[リボンメニュー] | [部品(P)]メニュー→[画像線分化(Z9)]→[画像線分化(1)] | |
[コマンド名称] | ICONV | |
[コマンドコード] | J515 | |
[ショートカット] | - | |
[ポップアップメニュー] | 6ページ | |
[プルダウンメニュー] | [複合/外部図形(O)]→[画像線分化(-)] |
白黒画像を線分に変換します。
白黒1ビット画像または4ビットカラー画像から線分を抽出、線分データに変換し、DRA-CADの図面中に貼り付けることができます。
また、すでに挿入されている画像をそのままの位置で線分化したり、画像の範囲を指定して一部だけを線分化することもできます。
■ダイアログ
①メニューバー
コマンドを選択するプルダウンメニューを表示します。
②ツールバー
よく使われるコマンドがアイコンで表示されています。それぞれのアイコンの上にマウスポインタを移動すると、コマンド名が表示されます。また、変換する画像(白黒1ビット画像または4ビットカラー画像)や変換後により、表示されるコマンドが異なります。
③画像を表示します。
1ビットカラー(白黒)画像で縮小表示される場合は、見やすいように白黒を補間したグレーで表示します。
④ステータスバー
読み込んだデータの諸情報や変換時の属性を表示します。
ファイルメニュー |
[開く]
ファイルを開くダイアログが表示され、画像ファイルを読み込みます(詳細は【開く】コマンドを参照)。
対応ファイル形式:BMP、JPG、TIF、PNG、JPEG2000
[挿入画像を開く]
【画像挿入】コマンドで図面に配置された画像を指定して開きます。確認のダイアログが表示されます。
[クリップボードから取り込み]
クリップボードに有効な画像がある場合、その画像を取り込みます。
[画像に合わせて配置]
変換した線分を挿入画像に合わせてDRA-CADの画面に配置します。
[任意の位置に配置]
変換した線分を図面のDRA-CADの画面の任意の位置に配置します。
[画像に合わせて配置] | [任意の位置に配置] | |||
[環境設定]
環境設定ダイアログが表示され、線分化処理の詳細を設定します。
[画像処理の設定]
[ゴミ取り]をする場合の処理サイズ(ピクセル)を設定します。
[属性の指定]
線分のレイヤ、カラーを指定します。☐の場合は、現在の書込レイヤとカラーで線分を作成します。
[線分化の指定]
線分化した図形をひと固まりにする場合に、[☑パッケージ化する]にします(詳細は【パッケージ作成】コマンドを参照)。択します。
[閉じる]
画像線分化コマンドを終了します。
編集メニュー |
[元に戻す]
変更された画像を、変更前の状態に戻します。
[(やり直し)]
【元に戻す】コマンドで一度取り消した操作をやり直します。
[ドラッグモード]
画像ウィンドウよりも表示画像が大きい場合に、ドラッグすると、表示されている画面範囲を移動することができます。
[範囲選択]
画像の編集したい範囲をドラッグして矩形で囲むと、選択した範囲が点滅する点線で表示されます。
また、選択範囲をドラッグすると、移動することができます
[選択解除]
選択した範囲を解除します。
[ゴミ取り]
画像についているゴミ(小さな黒い点)を取り除きます。[ゴミ取り]の処理サイズ(ピクセル)は、[環境設定]で設定されている処理サイズになります。
[白塗り]
選択範囲を白色で塗りつぶします。
[細線化]
画像または選択範囲の黒い線を1ピクセルの線にします。
[輪郭線抽出]
画像または選択範囲の黒い範囲の輪郭線を抽出します。
[細線化] | [輪郭線抽出] | ||
[拡張]
画像または選択範囲の黒い線を拡張します。
[収縮]
画像または選択範囲の黒い線を縮小します。
[拡張] | |||
[切り抜き]
画像から指定した範囲を残して、不要な部分(範囲の外側)を削除します。
[線分を削除]
線分化したデータを削除します。
表示メニュー |
[全体表示]
画像の全体を画像ウィンドウ内に収まるように表示します。
[1:1表示]
画像を1:1(画像の1ピクセルがディスプレーの1ピクセル)で表示します。
[全体表示] | [1:1表示] | |
[拡大]
画面の中心を基準に拡大表示します。
[縮小]
画面の中心を基準に縮小表示します。
[拡大] | [縮小] | |
[画像の表示/非表示]
画像を表示/非表示します。
[グリッドの表示/非表示]
グリッドを表示/非表示します。
[定規の表示/非表示]
画像の左側と上側に定規を表示/非表示します。
画像メニュー |
[色階調変更]
色階調変更ダイアログを表示し、色階調を変更します。変更できる色階調は[1ビット(白黒)]と[4ビットカラー(16色)]です。
[1ビット(白黒)]
画像内の色数を1ビット(2色-白黒)に変更します。
[ディザリング]
1ピクセルでは表現できない色(輝度)の階調を数ピクセルの組み合わせによって表現する場合に☑します。
[しきい値]
スライダをドラッグして白黒を判別する値(指定範囲 1~254)を設定します。
[4ビットカラー(16色)]
画像内の色数を4ビット(16色カラー)に変更します。
フルカラー画像を4ビット画像に変換すると各ピクセルの16色の近い色に分解されます。
[色反転]
画像の色を反転します。
[1/2縮小]
画像を1/2に縮小します。
[左90度回転]
画像を反時計回りに90度回転します。
[右90度回転]
画像を時計回りに90度回転します。
[左右反転]
画像を左右に反転します。
[上下反転]
画像を上下に反転します。
例:[左90度回転] | 例:[上下反転] | |||
補足
線分化メニュー |
[高速変換]
白黒1ビットの画像を高速に変換します。線分はポリラインとして変換されます。
[水平垂直優先変換]
白黒1ビットの画像を水平垂直を優先して変換します。線分は単線として変換されます。
[色別変換]
4ビット(16色カラー)画像を色ごとに変換します。線分はポリラインとして変換されます。白色線分は作成しません。
色別変換指定ダイアログを表示し、色ごとに[中心線][輪郭線][変換しない]を指定します。
[中心線]
その色の中心線を線分化します。線画に対して有効です。
[輪郭線]
その色の輪郭線を線分化します。ベタ塗り部分に対して有効です。
[変換しない]
その色は変換しません。変換しない色が多いほど変換スピードは速くなります。
[全て中心線]
すべての色を中心線にします。
[全て輪郭線]
すべての色を輪郭線にします。
ヘルプメニュー |
[目次]
画像線分化コマンドのヘルプダイアログを表示します。
[バージョン情報]
画像線分化コマンドのバージョンを表示します。
補足