ハッチング図形

[リボンメニュー]

[作図(D)]メニュー→[ハッチング(ZB)][ハッチング()]

[コマンド名称]

HATCHEXT

[コマンドコード]

J465

[ショートカット]

[ポップアップメニュー]

10ページ

[プルダウンメニュー]

[作図(D)][ハッチング図形(X)]

指定した領域に閉じたポリラインでハッチング図形を作成します。

選択した図形または指定した閉領域を、新たにポリラインデータ(拡張ポリライン)を作成することで、ハッチング図形を作成します(『ユーザーズマニュアル』の「第2章DRA-CADの概要」の「2.4.7 定義図形 ハッチング図形」を参照)。

ダイアログ

〔標準〕タブ


①ハッチングの種類を指定します。

②ハッチングする形状を設定します。

[頂点を指示]        

作図領域をポイントで指示してハッチングします。

[プリミティブ指示]        

ポリラインを指定してハッチングします。

[閉領域を検索]        クリックした位置から閉領域を検索してハッチングします。

③設定する項目を☑します。

[基点指示]        

ハッチングを描き始める基点を指示します。☐の場合は、作図領域の左下が基点になります。

[元データを残す]        

②で[プリミティブ指示]を設定した場合に、ハッチング図形を作成後、元のポリラインを残します。

[出力サイズ指定]        

出力時のサイズで指定します(現在作業中の図面縮尺に従います)。
☐の場合は、出力時のサイズに図面縮尺の逆数倍掛けた値(例:出力サイズ3㎜、図面縮尺1/100 3×100=300㎜)で指定します。

④設定したハッチングパターンのプレビューを見ることができます。

⑤ハッチング図形テンプレートダイアログを表示します。ここで選択したサイズなどがダイアログに設定されます。

[名前]にテンプレート名を入力し、[追加]ボタンをクリックすると、テンプレートダイアログに現在設定されている種別、間隔などをテンプレートに追加します。

[削除]ボタン        

選択されたテンプレートを削除します。

[ファイル指定]ボタン        

既存ファイルに登録されているテンプレートファイル(*.txt)を参照します。


⑥ハッチング線の間隔などを設定します。

⑦ハッチングに傾斜を付ける場合に☑し、その角度を設定します。

[]

[]

[回転]

⑧ハッチングの作成する線を☑します。
すべて☐の場合は、拡張ポリラインのみ作成し、ハッチング線は作図されません。
また、ハッチング線の属性(カラー・線種・線幅)を個別に設定する場合に☑し、設定します。
☐の場合は、現在の書き込み属性でハッチングします。

[]

[]

⑨境界線を含めた図形全体の属性(レイヤ・カラー・線種・線幅)を指定してハッチングする場合に☑し、その番号を設定します。☐の場合は、⑧で設定した属性でハッチングし、現在の書き込み属性で境界線を作図します。

⑩境界線を除くハッチング線の属性(カラー・線種・線幅)を一括して指定してハッチングする場合に☑し、その番号を設定します。☐の場合は、⑧で設定した属性または現在の書き込み属性でハッチングします。

⑪設定する項目を☑します。

[境界線はアクティブ属性]        

ハッチングの境界線を現在の書き込み属性で作図します。

[境界線は非表示]        

ハッチングの境界線を表示しないで作図します。


[☐境界線は非表示]

[☑境界線は非表示]

⑫中抜き(穴を作成)したハッチング図形の穴を削除します。

ポイントを指示後、右クリックすると以下の編集メニューが表示されます。[☑プリミティブ指示]の場合は、表示されません。

ここでは、指示点をキャンセル、および作図を終了することができます。

[継続]

メニューを閉じて枠線の作成を続けます。

[円弧(接円弧)]        

円弧を続けて枠線を作成します。

[円弧(3点)]

円弧の終点と通過点を指示して続けて枠線を作成します。

[線分]

円弧の枠線から線分の枠線に変更します。

[一つ戻る]

指示した点を1つキャンセルし、1つ前の点に戻ります

[この図形のやり直し]

指示した点をすべてキャンセルし、1点目から指示をやり直します。

[この図形を閉じる]

作図領域を閉じて、次の指示に入ります。

[作図終了]

作図領域を閉じて、ハッチング図形を作成して終了します。

[この図形を閉じる]を選択後に右クリックすると、以下の編集メニューが表示されます。

[継続]

メニューを閉じて枠線の作成を続けます。

[最初からやり直し]

すべてキャンセルし、指示をやり直します。

[作図終了]

ハッチング図形を作成して終了します。


〔パターン〕タブ

〔塗り〕タブ

詳細は【パターンハッチング】コマンドを参照してください。

詳細は【塗りハッチング】コマンドを参照してください。

〔画像〕タブ

〔網掛け〕タブ

詳細は【画像ハッチング】コマンドを参照してください。

詳細は【網掛けハッチング】コマンドを参照してください。


操 作

1点目を指示するとラバーバンドが表示されます。2点目以降を指示します。

2.右クリックし、編集メニューを表示します。[この図形を閉じる]を指定します。

3.中抜きする場合は上記の操作を繰り返します。


4.右クリックし、編集メニューを表示します。[作図終了]を指定すると、ハッチングします。

5.[グラデーション]の場合は基点となる2点を指示すると、グラデーションでハッチングします。

[プリミティブ指示]

ハッチングするポリラインをまとめて選択すると、自動で中抜きされてハッチングします。



補足