本コマンドは、「電気君」(著作権:有限会社設備共同プラン)を基に開発しています。
照明割付(照度計算付)(電気設備)
[リボンメニュー] | [作図(D)]メニュー→[電気設備図(ZM)]→[照明割付(3)] | |
[コマンド名称] | EMILLUMICAL | |
[コマンドコード] | J862 | |
[ショートカット] | - | |
[ポップアップメニュー] | 23ページ ※LE版では17ぺージ | |
[プルダウンメニュー] | [設備(B)]→[照明割付(照度計算付)(電気設備)(I)] |
照明器具を配置する範囲を指定して、配列台数を設定し配置の補助線を作図します。計画照度を満たす照明器具の台数の算出や、使用する照明器具と設置台数による照度を確認できます。配置する範囲は矩形形状に限られます。
①部屋のX、Y方向の長さを入力します。
ボタンから部屋のX、Y方向の長さを自動で読み取れます。対角上の2点を指定すると、数値が設定されます。
②部屋のX、Y方向に入力された数値から、自動で面積が計算され表示されます。
③X、Y方向の配列台数を入力します。照度計算実行後は、結果によって自動で変わります。
④X、Y方向の割付け距離を指定します。mの単位で入力します。この場合配列比が自動で計算されます。配列比、割付け距離どちらでも設定ができます。
⑤X、Y方向の配列比を入力します。1:2では、配列範囲の端から1、中間の配列割合が2になります。
⑥照度計算実行後は、台数によって照度が自動計算されます。
⑦設計計画照度を入力します。
⑧照度計算面と光源の距離を入力します。
⑨部屋指数は照度計算実行前の範囲指定した広さと光源距離により自動で計算されます。
⑩部屋指数や部屋の仕上げ環境、照明器具の特性により異なります。書籍やメーカー資料などで調査の上設定してください。
⑪リストより選択します(光束データは参考値です。使用する器具に応じて設定してください)。
⑫光束はランプの種類により自動でセットされます。直接入力も可能です。
⑬器具のランプ本数を設定します。
⑭設定条件で計画照度を満たす器具台数を表示します。
⑮計算台数を参考に設置台数を入力します。⑯割付の補助線を作図します。
⑰[☑照明器具の配置]にすると、照明器具を配置します。配置する基準位置を指示後に、シンボル呼出(電気設備)ダイアログが表示されますので、配置する照明器具を選択します。
⑱配置する原点位置を設定します。
⑲補助線の属性(レイヤ、カラー、線種)をそれぞれ設定します。
各属性を☑にすると、指定した属性で作図します(レイヤ、カラー、線種以外の属性は、現在属性)。
☐にすると、現在属性で作図します。
照度計算式
例:☑照明器具の配置
1.ダイアログを設定します。すべて設定すると計算照度が表示されます。
まず、照度計算を行う部屋の面積を計算しますので、部屋のX、Yを直接入力、または図面からX、Yを読み取ります。図面から読み取る場合は、ボタンから部屋の対角の2点を指示することで、図面から自動で読み取った距離がX、Yに設定されます。X、Yを入力すると、面積は自動で計算されます。
2.設計計算照度を入力します。照度計算面と光源の距離を入力します。ここでは、計算照度(600LX)光源の距離(2m)を入力します。入力すると、部屋の面積と光源距離により部屋指数が自動で計算されます。
照明率・保守率は部屋指数や部屋の仕上げ環境、照明器具の特性により異なります。書籍やメーカー資料などで調査の上、設定してください。ここでは、照明率(0.66)、保守率(0.73)を入力します。
3.照明器具の種類は、一般社団法人日本照明工業会の公共施設用照明器具に基づいています。
各メーカーにおける品番との照合などは下記のページをご覧ください。
https://www.jlma.or.jp/hyotei/koukyou/itiran.htm
※アドレスは変更になる場合があります。
照明器具の種類は、ランプの種類のリストから選択します。ランプの種類(LRS3-3000LM-2)を選択すると、ランプ光束データは自動で設定されます。光束データは参考値ですので、使用する器具に応じて設定してください。ここでは、器具1台あたりのランプ光束(2900lm)、器具ランプ数(5)を入力します。
計算台数には、設定条件で計画照度を満たす器具台数を表示します。計算台数を参考に検討台数を入力します。ここでは、検討台数(10台)を入力します。
4.検討台数範囲内になるようにX、Y方向の台数、設置台数が自動で計算され、設置台数より計算照度が自動で計算されます。
5.ダイアログを設定後、[割付作図]ボタンをクリックします。部屋の長さをボタンで指定している場合は、指定した位置に自動配置します。部屋の長さを入力した場合は、配置する基準位置を指示します。
6.シンボル呼出(電気設備)ダイアログが表示されます。配置する照明器具を選択し、[OK]ボタンをクリックします。割付の補助線と照明器具が作図されます。