本コマンドは、｢電気君｣(著作権:有限会社設備共同プラン)を基に開発しています。

 データボックス管理(電気設備)

電気設備パネルの(コマンド名の後に｢(電気設備)｣とある)コマンドで使用するシンボル記号、条数記号、立上げ記号、線カット図形、その他データを管理します。基本フォルダ―を設定して、そのフォルダ―に10個のデータボックス(フォルダ―)があります。用途別や個人別などのボックスとして使い分けが可能です。オリジナルの図形データを登録して、カスタマイズすることも可能です。

■ダイアログ

①データを収納するボックスNoのボタンを選択します。

②データボックスの説明を登録します。ボックスの用途などを入力します。

• 標準で電灯設備、幹線設備など設備種目により項目分類を設定しています。

③データを分類する項目などを入力します。

④データボックスを作成する基本フォルダーを選択します。設定した基本フォルダ―の下にデータボックスフォルダ―が作成されます。新しく設定する場合は参照ボタンから選択します。初期設定では、【環境設定】コマンドの「保存」－「全般」－[DRA-CADが使用するファイルの場所]の「DENKI」フォルダ―内に設定されます。
例＞C:￥Users￥(ユーザー名)￥Documents￥archi pivot￥dracad 2025￥DENKI￥

注)

データボックス管理(電気設備)の一般的な使用では、基本フォルダ―の変更は必要ありません。
基本フォルダー設定は、使用者の責任でフォルダ―を理解されてお使いください。

データフォルダー名称

｢den_box_01」～「den_box_11」が作成されます。
フォルダ―名称はデータボックス管理(電気設備)の名称です。変更は出来ません。

補足

データボックス管理(電気設備)のフォルダ―構成

登録するとファイル名は自動で決まります。

【シンボル登録(電気設備)】コマンドで登録した例 Sb_01004.mpzの場合

• ファイル名の先頭は、Sbとなります。
• 登録時に選択した項目順に、先頭番号Sb_の後に付きます。例：照明器具設備で保存した場合、01
• 選択した品名一覧の番号が、その後に付きます。        例：004
• 登録したmpzファイルとidxファイルがセットで保存されます。

• データボックス管理添付のデータはデータボックスごとに集録されています。
• データボックス管理コマンドで、ボックスを切り替えてご利用下さい。
• 縮尺別データは、シンボル倍率１でご利用下さい。

データボックス管理(電気設備)の設定がシンボル呼出(電気設備)・シンボル登録(電気設備)で表示

• 【データ管理ボックス(電気設備)】コマンドの設定が、【シンボル呼出(電気設備)】、【シンボル登録(電気設備)】、【照明割付(電気設備)】コマンド(コマンド内の照明器具の配置時)に対応しています。

例：【データ管理ボックス(電気設備)】コマンドでデータボックスNo.2を設定し、【シンボル呼出(電気設備)】コマンドを実行

補足

「den_box_11」フォルダ―には

• 【立上げ記号登録(電気設備)】、【条数記号登録(電気設備)】、【線カット図形登録(電気設備)】コマンドで登録した図形が保存されます。ファイル名は自動で設定されます。

【立上げ記号登録(電気設備)】コマンドで登録した例 tat_01001.mpzの場合

登録したmpzファイルとidxファイルがセットで保存されます。

注)

上書き保存について

すでに登録しているボックスAの001番に異なる図形を登録する場合、[登録]ボタンをクリックすると上書き保存になります。異なる図形を別のファイルとして残したい場合は、新しい番号(＝新しいファイル)に登録してください。

※ボックスAの001番の名称｢立上げ(1)｣を「立上げa」に変更してもファイル名は同じですので、上書き保存になります。ここでの名称はあくまでもわかりやすく名前をつけているだけでファイル名を変えているわけではありません。

※シンボル登録も同様に異なる図形を別のファイルとして残したい場合は、新しい番号(＝新しいファイル)に登録してください。

削除について

登録したシンボルや記号をダイアログから削除したい場合は、登録した同じ日時のmpzファイルとidxファイルを、エクスプローラーから削除してください。

有限会社設備共同プランの「電気君」をお持ちの場合

電気君でシンボルなどのデータを追加で登録している場合は、コピーしていただく必要があります。

電気君の【データボックス管理】コマンドの｢基本フォルダー｣で指定している場所にある｢den_box_01｣～｢den_box_11｣をdracad 2025の【データボックス管理】コマンドの[データボックスの場所]で指定しているフォルダーに、エクスプローラーなどで、フォルダーごとコピーしてください。

例：Cドライブの場合

電気君の初期設定C:￥DENKI￥Denkikun_Wの下にある｢den_box_01｣～｢den_box_11｣フォルダ―を

dracad 2025の初期設定C:￥Users￥(ユーザー名)￥Documents￥archi pivot￥dracad 2025￥DENKIの下へコピーします。

｢Den_kousoku.txt｣は、照明機器の光束のリストで、【照明割付(照度計算付)(電気設備)】コマンドで参照しています。

このリストは、最新の機器リストを追加していますのでコピーは不要ですが、電気君のリストを編集されている場合は、電気君の｢Den_kousoku.txt｣をコピーされるか、dracad 2025の｢Den_kousoku.txt｣を編集してください。