寸法線自動作図

[リボンメニュー]

[作図(D)]メニュー→[寸法線(Z7)][寸法自動(3)]

[コマンド名称]

DIMAUTO

[コマンドコード]

J914

[ショートカット]

[ポップアップメニュー]

[プルダウンメニュー]

[作図(D)][寸法線自動作図(#)]

寸法線を自動的に作図します。寸法線位置指定と丸止め位置指定により、寸法線を作成する/しないの指定や丸止め位置の指定ができます。

ダイアログ

①[形状・サイズ]

図を直接クリックすると、形状が順に表示され選択できます。

[選択]ボタンをクリックすると、以下のダイアログが表示され、形状を選択できます。

②[長さ1][長さ2][長さ3]

形状により、サイズを設定します。

[長さ1]

選択した形状の図の1の長さを設定します。

[長さ2]

選択した形状の図の2の長さを設定します。

[長さ3]

選択した形状の図の3の長さを設定します。


③寸法線両端記号のタイプを設定します。

図を直接クリックすると、形状が順に表示され選択できます。

[選択]ボタンをクリックすると、以下のダイアログが表示され、形状を選択できます。

④[サイズ1][サイズ2]

寸法線両端記号のサイズを設定します。

[サイズ1]

選択した記号の図の長さAを設定します。

[サイズ2]

選択した記号の図の長さBを設定します。

⑤数値浮き

寸法線から数値を離す距離を設定します

⑥[寸法線の初期値]

寸法線を配置する位置に☑を入れます。

⑦[図面から文字と矢印]

現在図面に描かれている寸法線図形を指定して、寸法線両端記号と文字、オプションの設定を取得します。

取得される情報

⑧設定する項目に☑を入れます。

[出力サイズ指定]        

出力時のサイズで指定します(現在作業中の図面縮尺に従います)。
☐の場合は、出力時のサイズに図面縮尺の逆数倍掛けた値(例:出力サイズ3㎜、図面縮尺1/100 3×100=300㎜)で指定します。

[寸法連動なし]        

[☑寸法連動なし]の場合に、【ストレッチ】や【ピンセット】コマンドなどで寸法線図形を変形しても、寸法値が変更されません。

例:【ストレッチ】コマンドで500㎜伸ばす

【寸法線】

[☑寸法連動なし]

[☐寸法連動なし]

[寸法文字位置自由]        

[☑寸法文字位置自由]にして、【ストレッチ】コマンドの[寸法文字位置を考慮]、または【ピンセット】コマンドの[寸法線に合わせて移動]が☐の場合に、寸法線図形を変形しても寸法文字の位置が移動されません。

例:【ストレッチ】コマンドで500㎜伸ばす

【寸法線】

[☑寸法文字位置自由]

[☑寸法文字位置自由]

[☐寸法文字位置自由]

【ストレッチ】

[☐寸法文字位置を考慮]

[☑寸法文字位置を考慮]

[寸法文字位置を考慮]はどちらでも同じ


⑨[寸法数値の方向]

寸法数値の記入方向のタイプを指定します。

[タイプ1]寸法値は常に寸法線の上側に記入します。

[タイプ2]製図通則にしたがって記入します。

⑩[数値の形態]

設定する項目に☑を入れます。

[カンマを付ける]

寸法値にカンマを付けます。

[最下位の位を「0」または「5」に丸める]        

一番下の位を「0」または「5」に丸めます。

[小数点以下が「0」の場合は表示しない]        

小数点以下桁の末尾の「0」を表示しません。

⑪寸法値の表示を設定します。

[小数点以下桁数]

小数以下桁数を設定します。

[単位]

寸法値の単位を指定します(㎜/㎝/m/㎞)。

⑫[属性]

[寸法線]

寸法線、丸止(寸法線両端記号)などの属性(レイヤ・色・線種・線幅)を指定して作図する場合に☑し、その属性を設定します。☐の場合は、現在の書き込み属性で作図します。

[寸法文字]

寸法値の属性(色・線幅)を指定して作図する場合に☑し、その番号を設定します。☐の場合は、寸法線と同じ属性で作図します。

[グループ変更]

グループ番号を変更して作図する場合に☑し、その番号を設定します。

  • [☑連続]にすると、寸法線を1つ作図するごとに、グループ番号を更新します。


⑬[選択枠作成]ボタン

寸法線を作図する対象となる図形を選択します。対角に2点指定して選択すると、選択枠(紫色・点線)が一時的に作成されます。(2点はクリックで指定します。)

同時に選択された図形の最大・最小を確認する枠(緑色・実線)も一時的に表示されます。最大・最小の枠から外側に、寸法線の下書きが作成されます。

[寸法線位置指定]ボタン

作図する寸法線を指定します。寸法線をクリックするごとに「作成する」(実線)/「作成しない」(点線)が切り替わります

作成する

(実線)

作成しない(点線)

⑮[丸止め位置指定]ボタン

丸止め位置を指定します。丸止めをクリックするごとに「塗りつぶしありの丸止め」/「塗りつぶしなしの丸止め」が切り替わります。

塗りつぶしあり

塗りつぶしなし

⑯[寸法線自動作図]ボタン

寸法線を作図します。

⑰[終了]ボタン

コマンドを終了します。


操 作

1階部分の寸法線を作成する

1.コマンドを実行し、[寸法線の初期値]の「左」・「下」のチェックボックスをONにします。

2.[選択枠作成]ボタンをクリックします。

3.1Fの通り芯を交差するように、①②をクリックで指定し、図形を選択します。


.選択が終わると、寸法線の下書きが作成されます。

選択した図形を確認できます。

紫色の枠:選択した図形(枠に交差した図形のみが対象)

水色の線:選択した図形(紫枠と交差した位置の延長上の位置に寸法線を作図)

緑色の枠:選択した図形の最大・最小範囲(緑の枠から外側に寸法線を作図)

青色の線:寸法線を作成する位置の下書き線(作成する(実線)/作成しない(点線)を指定できる)

赤色の円:塗りつぶし円に丸止めを作図(丸止めを作成する(塗りつぶし)/作成しない(塗りつぶしなし)

を指定できる)

5.[寸法線自動作図[ボタンをクリックします。寸法線が作成されます。

2階部分の寸法線を作成する。寸法線を作図する位置を指定する。

1.寸法線の初期値の上・下・右のチェックボックスをONにします。

2.[選択枠作成]ボタンをクリックします。2Fの通り芯に交差するように、①②をクリックし図形を選択します。

3.[丸止め指定位置]ボタンをクリックします。①の塗りつぶしありの丸止めをクリックすると、塗りつぶしなしの丸止めに変わります。


①~③を「塗りつぶしなし」に設定します。設定後、右クリックします。

4.[寸法線位置指定]ボタンをクリックします。図の①~④の位置の寸法線を「作図しない」の設定にします。

①の寸法線をクリックすると、実線が点線に切り換わります。

①~④までクリックして、「点線」にします。設定後、右クリックします。


5.[寸法線位置指定]ボタンをクリックします。図の①~④の位置の寸法線を「作図しない」の設定にします。

①~④までクリックして、点線にします。設定後、右クリックします。

6.[寸法線自動作図]ボタンをクリックします。寸法線の下書きにしたがって、寸法線が作成されます。


補足