寸法線

[リボンメニュー]

[作図(D)]メニュー→[寸法線(Z7)][寸法線(1)]

[コマンド名称]

DIM

[コマンドコード]

J185

[ショートカット]

[ポップアップメニュー]

7ページ

[プルダウンメニュー]

[作図(D)][寸法線(I)]

寸法線を作図します。

寸法線図形データで作図します(『ユーザーズマニュアル』の「第2章DRA-CADの概要」の「2.4.7定義図形寸法線図形」を参照)。

ダイアログ

〔サイズ〕タブ


①作図する寸法線の種類を指定します。

[選択]ボタンをクリックすると、以下のダイアログを表示し、寸法線の種類を選択できます。

②サイズを設定する項目を☑し、その距離を設定します。☐の場合は、[長さ1]を図面から指定し、[長さ3]は0になります。

[長さ1]        

第1寸法線までの距離を設定します。

[長さ2]        

第1寸法線から第2寸法線までの距離を設定します。

[長さ3]        

指示した位置から寸法線を離す距離を設定します。

[長さ1]と[長さ3]を「0」にすることにより、足のない寸法線を作図することができます。


③寸法線両端記号のタイプを指定します。また、塗りつぶされているタイプの場合は、線分と同じカラーで塗りつぶします

[選択]ボタンをクリックすると、以下のダイアログを表示し、種類を選択できます。

④寸法線両端記号のサイズを設定します。

[サイズ1]        

記号の長さAを設定します。

[サイズ2]        

記号の長さBを設定します。

⑤寸法線から数値を離す距離を設定します


⑥寸法線テンプレートダイアログを表示します。ここで選択したサイズなどがダイアログに設定されます。

[追加]ボタン        

[名前]にテンプレート名を入力し、[追加]ボタンをクリックすると、テンプレートダイアログに現在設定されている長さ、サイズ、浮きをテンプレートに追加します。

[削除]ボタン        

選択されたテンプレートを削除します。

[ファイル指定]ボタン        

既存ファイルに登録されているテンプレートファイル(*.txt)を参照します。

⑦現在図面に描かれている寸法線図形を指定して、寸法線両端記号と文字、オプションの設定を取得します。


⑧寸法数値の記入方向のタイプを指定します。

[タイプ1]        

寸法値は常に寸法線の上側に記入します。

[タイプ2]        

製図通則にしたがって記入します。

[タイプ1]

[タイプ2]

[累進寸法線]


[累進寸法]ボタン        

作図する寸法線の形状で「累進寸法」を選択した場合に、文字の位置や補助線の延長の有無、基点の丸止めの種類などについて設定します。

累進寸法

[文字位置]        

文字位置を設定します。[寸法線の上または左]、[寸法線の外側]、[寸法線の内側]から選択します。

[補助線延長]        

補助線の延長の有無を設定します。[自動]、[あり]、[なし]から選択します。

[延長長さ]        

補助線の延長長さを設定します。⑫の出力サイズ指定の設定に従い数値を入力します。

文字位置

[寸法線の外側]

[寸法線の内側]

[寸法線の上または左]

補助線

[自動]

[自動]

[自動]

補助線

[あり]

[なし]


[基点の丸止め]        

基点の丸止めの形状を設定します。

基点の丸止め

例:[〇(丸)]

[基点位置に「0」を書く]        

基点位置に「0」を書く場合に☑します。

[☑基点位置に「0」を書く]

[☐基点位置に「0」を書く]

⑩指示点を水平方向または垂直方向に作図する場合に☑します。

[☑水平]

[☑垂直]

[☐水平/垂直]

⑪寸法線図形は補助線に基点が作図されます。基点を指示した位置に合わせる場合に☑します。

[[☐指示点]

[☑指示点]

[出力サイズ指定]

例:図面縮尺1/100、出力時のサイズ3㎜

☑の場合は、出力時のサイズで指定します(例:3mm)。

☐の場合は、実寸で指定します(例:300mm)。

[寸法連動なし]        

[☑寸法連動なし]の場合に、【ストレッチ】や【ピンセット】コマンドなどで寸法線図形を変形しても、寸法値が変更されません。

例:【ストレッチ】コマンドで500㎜伸ばす

【寸法線】

[☑寸法連動なし]

[☐寸法連動なし]

[寸法文字位置自由]        

以下の組合せの場合に、寸法線図形を変形しても寸法文字の位置が移動されません。

[寸法文字位置自由]が☑あり+【ストレッチ】コマンドの[寸法文字位置を考慮]が☐の場合

または

[☑ 寸法文字位置自由]が☑あり+【ピンセット】コマンドの[寸法線に合わせて移動]が☐の場合

例:【ストレッチ】コマンドで500㎜伸ばす

【寸法線】

[☑寸法文字位置自由]

[☑寸法文字位置自由]

[☐寸法文字位置自由]

【ストレッチ】

[☐寸法文字位置を考慮]

[☑寸法文字位置を考慮]

[寸法文字位置を考慮]はどちらでも同じ

⑬文字サイズ設定ダイアログを表示し、寸法文字のサイズを設定します(詳細は【文字記入】コマンド参照)。

⑭図面上の文字を指定して、その属性やサイズなどを取得します。

⑮旧寸法線ダイアログを表示します(詳細は[旧寸法線]参照)。

〔属性〕タブ

①設定する項目を☑します。

[カンマ]        

寸法値にカンマを付けます。

[丸め]        

一番下の位を「0」または「5」に丸めます。

[表示なし]        

小数点以下桁の末尾の「0」を表示しません。

②寸法値の表示を設定します。

[小数点以下桁数]        

小数以下桁数を設定します

[単位]        

寸法値の単位を指定します(㎜/㎝/m/㎞)。

③寸法線、丸止(寸法線両端記号)などの属性(レイヤ・色・線種・線幅)を指定して作図する場合に☑し、その属性を設定します。☐の場合は、現在の書き込み属性で作図します。

④寸法値の属性(色・線幅)を指定して作図する場合に☑し、その番号を設定します。☐の場合は、寸法線と同じ属性で作図します。

⑤グループ番号を変更して作図する場合に☑し、その番号を設定します。

⑥次回コマンド起動時またはダイアログの再表示時に〔サイズ〕タブを表示します。☐の場合は、前回ダイアログを閉じた時のタブが表示されます。


第2寸法線を作図する場合、右クリックすると、以下の編集メニューが表示されます。

ここでは、指示点をキャンセル、および作図を終了することができます。

[継続]        

メニューを閉じて作図を続けます。

[一つ戻る]

指示した点を1つキャンセルし、1つ前の点に戻ります。

[やり直し]

指示した点をすべてキャンセルし、1点目から指示をやり直します。

[作図終了]

最後に指示した点で作図を終了します。


旧寸法線で作図する場合

[旧寸法線]ボタンをクリックすると、旧寸法線ダイアログを表示します。

ダイアログ

〔サイズ〕タブ

①作図する寸法線の種類を指定します。

[選択]ボタンをクリックすると、以下のダイアログを表示し、寸法線の種類を選択できます。

②指定するサイズを☑し、その距離を設定します(詳細は[寸法線]を参照)。


③寸法線両端記号のタイプを指定します。また、塗りつぶされているタイプの場合は、線分と同じカラーで塗りつぶします。

[選択]ボタンをクリックすると、以下のダイアログを表示し、記号のタイプを選択できます。

④寸法線両端記号のサイズを設定します。

[サイズA]        

記号の長さを設定します。

[角度B]        

記号の傾斜角度を設定します。

⑤寸法線から数値を離す距離を設定します(詳細は[寸法線]を参照)。

⑥寸法線テンプレートダイアログを表示します。ここで選択したサイズなどがダイアログに設定されます(詳細は[寸法線]を参照)。

⑦寸法値の記入方向のタイプを指定します(詳細は[寸法線]を参照)。

⑧設定する項目を☑します。

[グループ変更]        

グループ番号を変更して作図する場合に☑し、その番号を設定します。

[出力サイズ指定]        

例:図面縮尺1/100、出力時のサイズ3㎜

☑の場合は、出力時のサイズで指定します(例:3mm)。

☐の場合は、実寸で指定します(例:300mm)。

⑨寸法線ダイアログを表示します(詳細は[寸法線]を参照)。


〔属性〕タブ

①設定する項目を☑します(詳細は[寸法線]を参照)。

②寸法値の表示を設定します(詳細は[寸法線]を参照)。

③寸法線、丸止(寸法線両端記号)、寸法値の属性(レイヤ・色・線種・線幅)を指定して作図する場合に☑し、その属性を設定します。☐の場合は、現在の書き込み属性で作図します。

④次回コマンド起動時またはダイアログの再表示時に〔サイズ〕タブを表示します。☐の場合は、前回ダイアログを閉じた時のタブが表示されます。


操 作

[普通の寸法線]

1.基準となる1点目、2点目を指示します。

2.記入する方向を指定し、第2寸法線記入する位置を指示します。

3.右クリックし、編集メニューを表示します。[作図終了]を指定すると、寸法線が描けます。

4.間隔が狭く文字が収まらない場合は寸法値の記入位置を指定します。

[円弧(円)半径の寸法線]

1.作図する円弧(円)を指定し、記入する位置を指定します。

2.記入する方向を指定すると、寸法線が描けます。

[3点指定による角度寸法線]

1.角度の中心を指示し、開始点を指示します。

2.終了点を指示し、寸法値を記入する方向を指定すると、寸法線が描けます。


[2線分指定による角度寸法線]

1.開始線分を指定し、終了線分を指定します。

2.作図の位置を指定し、寸法の記入する方向を指定すると、寸法線が描けます。

[累進寸法線]

1.基準となる1点目、2点目を指示します。

2.記入する方向を指定して、第2寸法線記入する位置を指示します。

3.右クリックし、編集メニューを表示します。[作図終了]を指定すると、寸法線が描けます。

[寸法値のみの作図]

作図する線分を指定し、記入する方向を指定すると、寸法値を描きます。



補足

)        

TITLE01,20000,10000,10000,1500,60,0

TITLE02,10000,5000,5000,750,60,0

(150,,0)のようにコンマの間に何も記入しなければその項目は無視されます。