平均天井高算定

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[法規(R)]メニュー→[平均天井高算定(9)]

[コマンド名称]

AVHT

[コマンドコード]

J891

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[建築(K)][平均天井高算定(D)]

部屋形状を表すポリラインと、ポリラインの近傍にある高さを表す文字列から、平均天井高さを算定します。根拠となる求積図と面積表、体積表、算定表を作成します。

ダイアログ

①求積図を作成する場合に☑します。

[属性]        

属性(レイヤ・カラー・線種・線幅)を指定する場合に☑し、番号を設定します。

☐の場合は、現在の書き込み属性で作図します。

②面積表体積表、算定表を作成する場合に☑します。

[属性]

属性(レイヤ・カラー・線種・線幅)を指定する場合に☑し、番号を設定します。

☐の場合は、現在の書き込み属性で作図します。

③①②で☑を入れた項目の算定表を作成します。

面積表・体積表・算定表をそれぞれパッケージ化する場合に☑します。
パッケージ化された面積表・体積表・算定表は、【表作図/編集】コマンドで読み込み、編集することができます(表の読み込みについては、【表作図/編集】コマンド参照)


⑤長径方向を反対にする場合に☑します。

☐ 長径方向を反対にする

☑ 長径方向を反対にする

⑥文字サイズを設定します。

求積図・面積表・体積表・算定表を作成する時の文字サイズを設定ます(詳細は【文字記入】コマンド参照)。

⑦数値の丸め方法を設定します。        

表の数値の丸め方法を設定します。指定できる値は、「長さ・高さ」「面積」「体積」「平均天井高」となります


解 説

1つの部屋で天井の高さが違う場合

作図の詳細は「◆部屋の形状を入力する際のポイント」、「◆文字列を入力する際のポイント」でご説明します。

◆部屋の形状を入力する際のポイント

★例:勾配天井部分と同じ高さ部分に分ける

勾配天井の部分

天井高さが同じ部分

以下の条件で描いた部屋形状は選択対象外となり選択できません。


対応している形状

高さが同じ場合すべての平面形状の部屋に対応(円弧はのぞきます)。

例:三角形

四角形

長方形

その他

高さが違う場合以下の条件で描いた平面形状の部屋に対応

三角形:2点の高さが同じで1点の高さが違う片流れの場合のみ対応

長方形:一辺の頂点2点が同じ高さ、向いあう辺の頂点2点が同じ高さの片流れの場合のみ対応

三角形

長方形

 OK

NG

 OK

NG


◆文字列を入力する際のポイント

勾配天井の場合

天井高さが同じ場合

上記の条件で文字列が見つからない場合は、計算式に0mとして算定されます。

下記のように作図します。

★4点目以降の高さの入力は省略できます。


◆五角形以上の形状を入力する際のポイント

例:切妻屋根の部屋

求積図

面積表

体積表

平均天井高さ

切頭三角柱の体積を求める公式は以下となります。

例:頂点が4000と6000

計算結果


操 作

例:「勾配天井の部分」と「天井高さが同じ部分」を分けて作図します。

部屋の形状を「閉じたポリライン」で作図します。

【ボックス(2点)】コマンドで勾配天井部分の部屋を対角に2点指示して作図します(レイヤ1)。
レイヤを分けて、同じ高さの部屋の部分を作図します(レイヤ2)。
※ここではわかりやすく色も分けています。

【ボックス】や【ポリライン】コマンドで作図します

2.天井の高さを表す文字列を【文字記入】コマンドで入力します。

各頂点の天井の高さが違う場合は、各頂点から1000mm以内に文字列の原点または中央点が入るように文字を配置します。

★ここでは高さがわかりやすいように、すべての頂点に配置しています。4点目以降は省略できます。

天井の高さが同じ場合は、ポリライン内に文字を1つ配置します。

3.【平均天井高算定】コマンドを実行し、各項目を設定します。[算定表]ボタンをクリック後、部屋を選択します。

4.[☑求積図の作成]の場合は、求積図が作成されます。任意の位置に配置します。

5.続けて、[☑面積表の作成]の場合は、面積表が作成されます。任意の位置に配置します。


続けて、[☑体積表の作成]の場合は、体積表が作成されます。任意の位置に配置します。

7.続けて、[☑算定表の作成]の場合は、算定表が作成されます。任意の位置に配置します。

[部屋形状と天井の高さを表す文字列から求積図・面積表・体積表・算定表を作成]

◆折り上げ天井や下がり天井にも対応

例:折り上げ天井 :高さの違う折り上げ天井部分と天井部分を分けて入力します。

例:下がり天井 :高さの違う下がり天井部分と天井部分を分けて入力します。


補足