数量集計マスター管理

[リボンメニュー]

[集計(C)]メニュー数量集計マスター管理(9)]

[コマンド名称]

ADMASTER

[コマンドコード]

J440

[ショートカット]

[ポップアップメニュー]

4ページ

[プルダウンメニュー]

[建築(K)][数量集計マスター管理(M)]

集計マスターの管理を行います。

図形要素を属性の組み合わせ(レイヤ、カラー、線種、線幅など)や、ブロック名・パッケージ名・シンボルファイルで識別し、面積・個数・長さなどを集計します。


ダイアログ

 

①メニュバー

コマンドを選択するプルダウンメニューを表示します。

②ツールバー

よく使われるコマンドがアイコンに表示されています。それぞれのアイコンの上にマウスポインタを移動すると、コマンド名が表示されます。

③ツリーウィンドウ

分類を階層リストで表示します。分類を選択すると、集計アイテムが切り替わります。
また、ツリーウィンドウ内で右クリックすると、編集メニューが表示されます(詳細については「マスター管理」メニューを参照)。

例:追加した分類名を一覧表示


④アイテムリスト

ツリーウィンドウで選択した分類の中に設定されている集計アイテムを一覧表示します。集計アイテムをダブルクリックすると数量集計アイテムダイアログが表示されます(項目については[アイテム追加]を参照)。
また、アイテムリスト内で右クリックすると、編集メニューが表示されます(詳細については「編集」、「マスター管理」メニューを参照)。

例:追加した集計アイテムをリストで表示


ファイルメニュー

[新規マスター]        

新しく数量集計項目を作成します。

[属性リストから読込]        

属性リストに設定されている内容を数量集計項目(属性リストに名前がつけられているものだけ)として読込みます。

[属性リストへ書出]        

属性リストに数量集計項目の内容を書き出します。

[インポート]        

すでに保存してある図面から数量集計項目を読み込みます。ファイルを開くダイアログを表示し、読み込みたい図面ファイルまたはタブ区切りファイル(.txt)、カンマ区切りファイル(.csv)を選択します(詳細は【開く】コマンドを参照)。

[エクスポート]        

名前をつけて保存ダイアログを表示します(詳細は【名前をつけて保存】コマンドを参照)。数量集計項目をタブ区切りファイル(.txt)、カンマ区切りファイル(.csv)、HTMLファイルで保存します。

[保存して終了]        

設定されている内容を保存してダイアログを閉じます。

[キャンセル]        

設定されている内容を保存しないでダイアログを閉じます。


編集メニュー

[切り取り]

選択している項目を削除し、クリップボードに保存します。

[コピー]

選択している項目をコピーし、クリップボードに保存します。

[貼り付け]        

クリップボードに保存されている項目を貼り付けます。

[すべて選択]        

項目をすべて選択します。

マスター管理メニュー

[分類追加]        

ツリーウィンドウで選択したフォルダーの中に新しい分類が作成されます。

[分類名変更]        

変更したい分類を選択し、実行すると分類名の変更が可能になります。

[分類削除]

削除したい分類を選択し、実行すると削除されます。


[アイテム追加]

追加したい項目に対する分類を選択し、実行すると数量集計アイテムダイアログを表示し、項目内容を設定することができます。

[ID番号][項目名][集計種別][単位表示]を設定し、組み合わせる属性(レイヤ、カラー、線種、線幅など)、ブロック、パッケージ、シンボルなどを設定します。

[ID番号]

ID番号を設定します。表のID欄に表示されます。

[項目名]

項目名を入力します。表の名前欄に表示されます。

[集計種別]

集計種別をリスト(個数、長さ、面積、容積)から選択します。

[単位表示]

集計種別により、単位が表示され選択します。


[集計値に対する計算式]        

図形の長さを1/2に評価するなどの場合に、任意の計算式を設定できます。

壁やフェンスなどの図形の長さを1/2にすることで、ダブル線をシングル線の長さで集計できます。

例:図形の長さを1/2にする。x/2を入力(xは集計値)

※単位の記載方法の詳細は補足参照

小数点以下2桁を表示する  mm:[###.##]

2桁目を四捨五入 mm:[###.#]

2桁目を切り捨て mm:[###.#D]

2桁目を切り上げ mm:[###.#U]  

図形を選択すると、設定した属性の図形のみの長さを集計し、集計値の欄に表示します(例では図形の長さの集計値÷2で計算され「1820」と表示される)。

集計値に表示される

[仕分け属性]        

集計時に小計を出したいアイテムで設定します。仕分けする属性を1つ選択します。組み合わせ属性に指定されているものは、選択できません。

[作図コマンド]        

操作メニューの[属性作図]で実行したいコマンドを選択します。

[アイテム変更]        

項目を変更したいアイテムを選択し、実行すると数量集計アイテムダイアログが

開き、項目内容を変更することができます。

[アイテム削除]

削除したい項目を選択し、実行すると削除されます。


操作メニュー

[属性変更]

項目を選択し、実行します。図形を選択すると、選択した項目で設定している属性に変更します。

[属性作図]

項目を選択し、実行します。選択した項目の内容(属性、作図コマンドなど)で図形を作図します。

[集計アイテム確認]        

項目を選択し、実行すると選択された集計アイテムをハイライト表示させて確認します。

[集計実行]

図形を集計アイテムで設定した属性の組み合わせによって識別し、個数、長さ、面積などを集計します(詳細は【数量集計】コマンド参照)。


補足

集計アイテムの指定では、集計値の小数点以下桁数を決める書式欄はありません。初期値では、長さ、面積、容積を集計すると、小数点以下1桁で集計値が表示されます。

集計値の小数点以下桁数は、[単位表示]に以下のように入力することで指定できます。
例えば、m2単位で小数点以下2桁を表示するためには、
[単位表示]m2[###.##]のように指定します。

集計値の書式指定は、テキストコードでの書式指定に準じています(『ユーザーズマニュアル』の「付録」の「.4.1 テキストコード o 書式指定の方法」を参照)。

[数値を表すフォーマット記号]

#:その位置の数字を表示し、余分な0を表示しない。

0:その位置の数字を表示し、余分な0を表示する。

?:その位置の数字を表示し、余分な0にスペースを挿入する。

. (ピリオド):小数点

, (カンマ):桁区切りスタイルの指定


操 作

例:「部屋の面積」、「机と椅子の数」、「パーテーションの長さ」を集計する

ここでは、数量を集計したい図形要素を、あらかじめ以下のように作図し、属性分けをしています。

.        集計する分類を追加し、分類名を入力します。

①「数量集計マスター分類」で右クリックし、[分類追加]をクリックします。

②分類名を入力します。(例:[会議室A] 分類名は任意)


2.        アイテムを追加します。

①分類名の[会議室A]をクリックし、[アイテム追加]をクリックすると、数量集計アイテムダイアログが表示されます。

②[ID番号]、[項目名]、[集計種別]、[単位表示]を入力、または選択します。

③集計したい図形を指定します。[図面から]ボタンをクリックし、部屋のポリライン上を選択すると、ダイアログに参照した属性が表示されます。

④集計する条件の属性に☑を入れ、[OK]ボタンをクリックします。

⑤数量集計マスター管理ダイアログにアイテムが追加されます。

3.同様に他のアイテムを追加します。


4.集計表を作図します。

①数量集計アイコンをクリックし、集計する範囲を指定すると、範囲内の集計結果が数量集計表ダイアログに表示されます。

②表作図・編集アイコンをクリックすると、文字サイズ設定ダイアログが表示されます。フォントや文字サイズを設定後、[OK]ボタンをクリックして配置します。集計した表が作図されます。


補足

仕分け属性を指定すると、指定した属性ごとに集計されます。

[面積]


[長さ]

[個数]

[容積]