建築ピボット−ニュースリリース− 2015/7/15

建築物(非住宅)の省エネルギー計算「SAVE-建築 Ver.3」

BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)に対応

このたび、株式会社建築ピボット(本社:東京都文京区 代表取締役社長:千葉貴史)は、建築物(非住宅)の省エネルギー計算ソフトウェア「SAVE-建築 Ver.3」に、 BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)に対応した新機能を追加いたしましたので、下記の通りお知らせ申し上げます。

「SAVE-建築 Ver.3」は建築物(非住宅)について省エネルギー法で定められた省エネルギー措置の届出に必要な省エネルギー計画書の作成を支援します。 建物の外皮の性能(PAL:年間熱負荷係数)と一次エネルギー消費量を計算し、作成した省エネルギー計画書は、所管行政庁への提出資料として利用することが可能です。


SAVE-建築 BELS対応

「SAVE-建築 Ver.3」の画面


「SAVE-建築 Ver.3」の概要

    「SAVE-建築 Ver.3」は、建物モデルの入力によりPAL値と一次エネルギー消費量を計算します。 ペリメーターゾーンの分割、面積算定は自動で行いますので、設計変更にも柔軟に対応でき、届出のための省エネルギー計画書作成を大幅に省力化できます。 また、建物モデルを入力しながら、計算結果をリアルタイムで確認できるので、建物のデザイン検討と省エネルギー計算が同時に行えます。 複数案を比較する機能も充実しており、設計案の比較検討や改修前後の省エネ性能比較などに活用できます。
    設備の計算では、空調、機械換気、照明、給湯、昇降機、だけでなく、太陽光発電、コジェネレーションなどの効率化設備の計算にも対応しており、CO2排出量、電気料金も算出します。
    届出書類として、PAL計算書を作成でき、一次エネルギー消費量計算書は、国立研究開発法人建築研究所がホームページで公開している計算プログラムと同等の帳票を作成できます。
    建物モデル入力から計算、書類作成までをワンストップで行うことができ、届出書類作成だけでなく、設計初期からの省エネルギー検討など、設計のあらゆる段階で利用できます。

「BELS」と今回の新機能について

    「BELS」とは、Building Energy-efficiency Labeling Systemの略で、2014年4月に創設された「建築物省エネルギー性能表示制度」です。 「CASBEE」等の環境の総合的な評価制度に対し、「BELS」は省エネルギー性能に特化した評価・表示制度です。一次エネルギー消費量に基づき、BEIの値で評価し、シンプルでわかりやすいことが特徴です。
    BEI(Building Energy Index)とは、「設計一次エネルギー消費量」を「基準一次エネルギー消費量」で除した値で、BEI=1.0以下であれば、省エネ基準に適合となります。 値が小さいほど省エネ性能が高く、値に対応して☆1つから☆5つの5段階の評価になっています。
    オフィスビル、商業施設、物流施設、生産施設、ホテル、病院等、大規模から小規模まで、住宅以外のあらゆる建築物(新築及び既存)が対象で、フロア、テナント単位での評価も可能です。

    BELS評価ランク

    BELSの評価ランク


    「SAVE-建築 Ver.3」では、これまでのBEIの計算に加え、新機能として、BELS評価ランクを表示した一次エネルギー消費量の計算書を作成します。
    (※BELSは第三者評価が必要であり、本評価は参考値です。)

    一次エネルギー消費量の計算書

    BELS評価ランクを表示した一次エネルギー消費量の計算書



「SAVE-建築 Ver.3」の特長

    ■平成25年省エネルギー基準に対応  〜届出書類作成作業を省力化〜

      建物の外皮の性能(PAL:年間熱負荷係数)と一次エネルギー消費量を計算し、計算結果はそのまま所管行政庁へ提出可能な計算書としてMicrosoft Excelデータで出力されます。

      ・外皮の省エネルギー計画書(PAL計算書)
        外皮の省エネルギー計画書を出力します。熱貫流率、日射侵入率計算表、日除け効果係数の補正計算表、PAL計算表や面積表と、その根拠となる各種図面を出力できます。 出力結果は、そのまま印刷すれば届出可能な計算書として利用できます。

      ・一次エネルギー消費量計算書
        国立研究開発法人 建築研究所のホームページで公開されている、「一次エネルギー消費量算定用WEBプログラム(建築物用)」と同等の計算書を出力できます。 簡易出力と詳細出力の両方を出力できます。

      ・WEBプログラム入力支援機能
        国立研究開発法人 建築研究所のホームページで公開されている、「一次エネルギー消費量算定用WEBプログラム(建築物用)」、「PAL*算定用WEBプログラム」、の入力を省力化する機能があります。 SAVE-建築 Ver.3で作成した建物モデルから必要なデータを抽出し入力シートを作成します。

      ・複合用途に対応(非住宅)
        複数の用途が混在していても部屋の用途を入力していくだけで、必要な省エネルギー計画書を作成できます。複合用途でこれまで発生していた書類整理の手間が大幅に省力化できます。

      ・本製品の計算内容
      外皮 外皮の熱貫流率、日射侵入率/日除けによるη値の補正/
      外皮各部位の面積計算/外皮各部位の熱貫流率/
      日射侵入率の計算/ペリメーターゾーンの面積の算出/
      期間暖房負荷/期間冷房負荷の算出/PAL
      一次エネルギー消費量 空調/換気/照明/給湯/昇降機/効率化設備
      BEI (Building Energy Index) 空調/換気/照明/給湯/昇降機/効率化設備
      エネルギー使用量 電力/重油/灯油/LPG/都市ガス/DHC
      光熱費 電力/重油/灯油/LPG/都市ガス/DHC
      CO2排出量 電力/重油/灯油/LPG/都市ガス/DHC


      ・SAVE-建築 Ver.3 の対応状況
      評価項目 PAL PAL* 一次エネルギー消費量
      SAVE-建築内での計算・出力 ×
      WEBプログラム入力支援

      ※PAL*のSAVE-建築内での計算・出力、計算の内部仕様が公開された後、対応する予定です。


    ■デザイン検討と省エネルギー計算が同時進行  〜設計のあらゆる段階で活用できる〜

      届出書の作成を支援するだけでなく、設計検討に活用できるシミュレーション機能があります。

      ・建物モデルで検証
        建物モデルの入力によりPAL値と一次エネルギー消費量を計算します。入力しながら計算結果がリアルタイムで表示されるので、意匠的な検討と省エネルギー計算を同時にできます。 求積や面積集計も自動で行いますので、設計変更にも柔軟に対応できます。
        直観的で簡単な操作で建物モデルを入力できます。DRA-CAD、AutoCAD、Jw_cadなどのCAD図面を読み込んで下図として利用することもできます。

      ・IFCファイルのインポート機能
        他社BIMソフトで作成したIFCファイルから部屋形状と開口データをインポートできます。

      ・要素をわかりやすく可視化
        建物モデルの入力画面には、平面図と3Dモデルが常に表示されます。平面図は部屋の空調/非空調、開口や日除け装置の形状を色分けして表示します。 また、空調ゾーンの表示ができ、ペリメーターゾーンは方位別に分割し、面積値も表示できます。 3Dモデルは自由に視点を変えることができ、部屋の空調区分や用途、外壁の熱貫流率、日射侵入率で色分け表示もできます。

      ・材料検討シミュレーション
        材料の種類と厚さを一度に変更できる一括置換機能により、材料検討シミュレーションができます。 平成25年省エネルギー基準の材料一覧が登録されており、平成11年基準の材料と切り替えながら指定できます。またユーザーが新たに材料を追加登録することも可能です。

      ・複数プランの断熱性能の比較検討が可能
        複数の設計案の比較検討を行えます。断熱材を変えた場合、開口部の大きさやガラスの種類を変えた場合、庇の形状を変更した場合などの比較検討が容易に行えます。 また、2つのプランを比較した資料も作成できます。


準拠している基準等

    国土交通省国土技術政策総合研究所、 国立研究開発法人 建築研究所 監修

      「平成25年省エネルギー基準に準拠した算定・判断の方法及び解説 T 非住宅建築物」

      「国土技術政策総合研究所資料 第762号・建築研究資料 第149号 平成25年省エネルギー基準
      (平成25年1月公布)等 関係技術資料 一次エネルギー消費量算定プログラム解説(非住宅建築物編)」

      「国土技術政策総合研究所資料 第763号・建築研究資料 第150号 平成25年省エネルギー基準
      (平成25年9月公布)等 関係技術資料 非住宅建築物の外皮性能プログラム解説」

    一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構

      「改訂 拡張デグリーデー表」

    株式会社 気象データシステム

      拡張アメダス気象データ (標準年EA気象データ1981〜1995年のEA気象データに基づく標準年)

    ※上記図書に準じた計算に必要なデータは、本ソフトウェアに含まれていますが、図面からの各入力項目の拾い方、届出書の作成方法などにつきましては上記図書をご参照下さい。

価格と購入方法

    「SAVE-建築 Ver.3」のBELS対応機能は、標準機能として、2015年6月に提供を開始いたしました。 既に「SAVE-建築 Ver.3」のユーザーで、「省エネルギー計算プログラム利用者の会」の会員(SAVE-建築会員)の方は、無償アップデートで新機能をご利用いただけます。

    ●購入方法
    ●価格
     SAVE-建築 Ver.3 価格
     新規購入 300,000円+税
     SAVE-建築 Ver.1、2よりバージョンアップ(会員) 無償バージョンアップ
     SAVE-PALより移行 120,000円+税

    ※上記に加えて「省エネルギー計算プログラム利用者の会」の年会費が必要です。
    ※「省エネルギー計算プログラム利用者の会」会員(SAVE-建築会員)は無償でバージョンアップできます。
    ※年会費はキャンペーン割引対象外です。

会員制度

    省エネルギー計算ソフトウェア「SAVEシリーズ」を利用するためには、「省エネルギー計算プログラム利用者の会」への入会が必要です。 日本の省エネルギー施策は、基準の見直し、強化が繰り返し行われ。2020年には基準適合が義務化されようとしています。 利用者は、会員制度によって常に最新のソフトウェアを利用でき、軽微な改訂の時には新たな費用を負担せずに対応ソフトウェアを入手することができます。 また、サポートや省エネルギー設計に関する情報などを受けることができます。

      ●年会費
        SAVE-建築 Ver.3
        1ライセンス  50,000円+税、  2ライセンス以降  30,000円+税

        ※上記のライセンス数は「SAVE-建築」、「SAVE-住宅」とで、それぞれ別々のカウントとなります。

省エネルギー計算ソフトウェアSAVEシリーズについて

    エネルギー資源の有効利用を図り、国民経済の負担を緩和する、また、地球温暖化対策の一層の推進のために、省エネルギー対策の強化を図ることが求められています。
    省エネルギー計算「SAVEシリーズ」は、省エネルギー法で規定される建築物・住宅に係る届出義務、さらには省エネルギー設計に関わる様々な設計支援を行うソフトウェアです。

      ●SAVEシリーズのラインナップ
        「SAVE-建築」 (建築物(非住宅)の省エネルギー計算ソフトウェア)
        「SAVE-住宅」 (マンションや戸建住宅の省エネルギー計算ソフトウェア)

      ●「SAVE」の由来
        「SAVE」の由来は「SAVE Energy」です。




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