建築ピボット−ニュースリリース− 2011/1/13

日影・天空率・斜線と日射量計算

「LAB-SS Ver.2」を新発売

このたび、株式会社建築ピボット(本社:東京都文京区 代表取締役社長:千葉貴史)は、日影・天空率・斜線と日射量計算プログラム「LAB-SS Ver.2」を新発売することとなりましたので、下記の通りお知らせ申し上げます。

「LAB-SS Ver.2」は、これまでの機能である企画段階での最大ボリューム検討と確認申請に必要な日影・斜線・天空率計算に加え、省エネルギーや環境建築を考える上でも必要になってくる日照に対する検討を行う機能を追加いたしました。
計画建物による周辺への日照の影響や、ひさしなどによる日照の遮蔽効果の検討が行えます。
また、天空率計算では日本建築行政会議(JCBA)編集の「建築確認のための基準総則 集団規定の適用事例」に準拠した計算を行うように改良を行いました。


LAB-SSVer.2

LAB-SS Ver.2 日照時間算定面 OpenGL3次元出力


「LAB-SS Ver.2」の概要

  • 室内、敷地内、近隣の日照時間、日射量の計算、シミュレーションを行います。
  • 確認申請に必要な日影、斜線、天空率の計算を行い、提出が必要な図面を作成します。
  • 逆日影・逆斜線・逆天空率計算による建築可能な最大ボリュームの検討を行います。
  • 敷地、建物のモデリングはマウスによる簡単な操作で入力できます。
  • ナビゲーションメニューが必要な手順を示し、スムーズな操作をサポートします。

今回のバージョンアップについて

    日影、斜線、天空率などの制度は、良好な通風、採光を確保することを目的としています。
    LAB-Sシリーズは、これらの法規チェックと申請図面作成を支援するプログラムとして開発され、2010年で発売以来25周年を迎えました。
    今回のバージョンアップで追加した日照計算機能は設計検討に利用していただくことを目的としています。
    従来からの機能と合わせて、太陽光に関する設計検討を総合的にカバーします。
    最大ボリューム検討や申請図書作成の支援にとどまらず、より良い建築環境と都市環境を設計するための有効なシミュレーション機能を兼ね備えた、新たなツールとしてリリースいたします。

「LAB-SS Ver.2」の機能

■日照計算機能
    近隣に対する日照の確保や軒やひさしが日射を遮蔽する効果を検証するために、日照時間、日射量の計算が行えます。 【新機能】

      ●敷地や建物の日照計算

      • 敷地や隣地、近隣建物への日照時間、日射量の計算が行えます。

      • 日照時間算定点を指定して計画建物や周辺建物の影響を考慮した日照時間、日射量を求めることができます。
        期間は1時間から1年まで、ヒストグラムとして図面出力、数値としてテキスト出力が可能です。

      • 任意の面を日照時間算定面として指定して1日分の日照時間、日射量を計算します。
        矩形のメッシュごとに計算され、色分布画像として表現します。水平面だけでなく垂直や斜めの面の計算も行えます。
        近隣への影響の確認や太陽電池の配置計画などにも利用できます。


      ●室内への日射侵入量計算

      • 開口から室内への直達日射や壁面への直達日射が開口やひさしや軒の出、ルーバーの形状によって、どのように変化するかを検討できます。
        数値だけでなく視覚的に確認できます。

      • 近隣建物の影響も計算できますので、実情に近い計算ができます。


      ●部屋モデルの作成

      • 室内の日照計算のために部屋モデルの作成機能を追加しました。そのために、ベランダ、ひさし、手すりといった部材を入力するためのコマンドを用意しました。
        これらは日影計算でも有効にご利用いただけます。


■建築基準法の日影規制、斜線制限、天空率の確認
      ●日影計算

      • 8節気だけでなく任意日の真太陽時および中央標準時の日影計算が可能。追跡法により、精度の高い等時間日影図が作成できます。


      ●斜線制限の確認

      • 斜線制限に対する計画建物の断面図を作成し、斜線制限による高さ規制に対するチェックを行います。


      ●天空率計算

      • 天空率比較表を作成します。適合建物と計画建物の天空率の比較ができ、適合・不適合が一目でわかります。


      ●適合建物と天空率算定点の自動生成

      • これまで面倒だった、敷地全周のそれぞれの斜線に対する適合建物形状と、天空率算定点の作成を自動で行います。より簡単に天空率計算を行えます。


      ●JCBAの天空率運用基準に対応 【新機能】

        日本建築行政会議(JCBA)編集の「建築確認のための基準総則 集団規定の適用事例」に準拠しました。
        弊社も参加しているJCBAの基準総則部会および市街地部会における検討結果が反映されています。

      • 高さの異なる複数の地盤面がある場合の適合建物と天空率算定点自動生成

      • 入り隅敷地における適合建物・天空率算定点自動生成の変更

      • 幅員一定の屈曲道路を一の道路として取り扱う


      ●天空率の一貫計算応 【新機能】

      • 適合建物と天空率算定点の自動生成から天空率計算までをワンクリックで行えます


■建築可能空間の計算
      ●敷地から最大ボリューム算定

      • 日影規制と斜線制限または天空率を計算して、法規上問題の無い最大の建築可能空間を生成します。
        壁面後退の設定もでき、建ぺい率も確認できます。指定した階高での容積率もチェックできます。


      ●逆日影計算

      • 朝型、昼型、夕型、高層型の4タイプで日影規制をクリアする建築可能空間を計算します。敷地形状や周辺の状況、建物の用途に応じた検討ができます。


      ●正確な日影計算によるブロックモデル生成
      • 逆日影計算で建築可能空間を生成し、正確な鳥かご図を作成します。


      ●逆天空率計算
      • 逆天空率計算とは、天空率の制限を満たすよう計画建物をカットする機能です。高さ方向をカットする低層型と、横幅をカットする高層型の2つが選択できます。
        斜線制限により高さが低く抑えられている敷地でも天空率を利用し、逆天空率計算を行うことで、より大きな建築可能空間が求められる可能性が高まります。


■計画建物の近隣への影響を評価
      ●壁面や実際の地形への影響を評価

      • 起伏のある地表面に落ちる影を作成できます。近隣への影響を確認できます。


      ●簡単日影シミュレーション

      • モデリングした計画建物や近隣の建物を3次元で表示して、時間による影の動きをアニメーションで表現できます。
        時間を選択するスライドバーを操作すると、影が動きます。


■操作性
      ●ナビゲーションメニューによる操作の誘導

      • 目的に応じて必要な操作の手順を示します。使い慣れていない人でもスムーズな操作が可能です。


      ●CADデータや画像データの有効利用

      • DRA-CAD、AutoCAD、Jw_cadなどの主要なCADのファイル形式の読み書きが2次元、3次元ともに可能です。
        JPEG、BMP、PNGといった画像データもCADデータと同様にモデリング時の下図として利用可能です。
        また、計算結果は全てCADデータとして保存可能です。CADデータに変換する対象をレイヤ単位で指定することもできます。


      ●高度なモデリング機能
      • 直観的な操作で建物モデルの作成や編集が行え、複雑な形状も簡単に作成できます。
        また自由な平面形状に対して、陸屋根、片流れ、切妻、寄棟、ヴォールト、ドームといった屋根がかけられます。また室内への日照・日射量計算のために部屋のモデリングが行えます。
        窓、ひさし、バルコニーなどもモデリングでき、日射の取得、遮蔽などの検討が行えます。


■出力機能
      ●強力な印刷・出力機能

      • 柔軟な印刷レイアウトを行えるLAB-LAYOUTを搭載。
        テンプレートファイル(書式指定を行ったマスターシート)を指定するだけで、提出図書の作成、レイアウトが簡単に行えます。
        計算結果を配置する位置指定の必要がなく、足りない計算出力のチェックも同時に行えます。テンプレートファイルは自社の様式や確認審査機関の様式に自由にカスタマイズできます。
        建築基準法に則った提出図書を過不足なく出力できます。


      ●出力可能な図

      • 日影図

        • :指定した時間間隔での時刻日影図と等時間日影図、任意日、任意時刻の日影図

      • 壁面日影図

        • :隣地にある建物に対する時刻日影図と等時間日影図

      • 天空図、天空率

        • :適合建物と計画建物の天空図を並べて表示、比較検討が可能

      • 日差し曲線図

        • :指定した地点と太陽の位置を結んでできる面を計算、建物がさえぎる部分を3次元で確認可能

      • 日影チャート図

        • :指定した地点の日影時間と日照時間を秒単位で計算し、バーチャート図を作成

      • 鳥かご図

        • :日影規制、斜線制限または天空率の制限をクリアした建築可能空間を作成

      • 天空率算定求積図

        • :確認申請時に必要な三斜求積による天空率を算定し、天空率算定図を出力、同時に正射影図位置確認表も出力

      • 全天空図・半天空図(日影用)

        • :指定した地点で天頂方向を見た天球の上半分を平面に投影した全天空図、南方向を見た天球を平面に投影した半天空図を作成、日影チャートも合わせて表示

      • 等高線図 【新機能】

        • :最大ボリューム検討(逆斜線、逆日影、逆天空率)時の計算結果を等高線図で出力、2次元の図面として計算結果を評価可能

      • 日照時間・日射量メッシュ図 【新機能】

        • :指定した面(地表、屋根、壁など)の日照時間もしくは直達日射量を正方形メッシュで色分けして表示、強度分布を視覚的に確認可能

      • 日照ヒストグラム 【新機能】

        • :指定した地点の直達日射量をヒストグラムで表示。時系列の分布状況を視覚的に確認可能

      • 日照テキスト 【新機能】

        • :指定した地点の直達日射の強さ、直達日射量をテキストで出力、詳細な数値情報を確認可能


      ●出力属性および出力文字の設定 【新機能】

      • 図面出力時の線の色、幅、線種、文字のサイズを出力図面ごとに指定できるようになりました。きめ細かな出力に対応できます。


出荷時期と購入方法

    ●出荷時期
      2011年1月出荷予定

    ●購入方法
      オンライン販売(http://online.kozo.co.jp/)および全国の当社製品取扱い会社を通じて、ご購入いただけます。

価格と新発売割引キャンペーン

    ●キャンペーン期間 :2010年12月1日〜2011年5月31日

    ●価格
     LAB-SS Ver.2 キャンペーン割引価格
    (2011/5/31まで)
    通常価格
    (2011/6/1以降)
    新規購入 342,000円+税 380,000円+税
    バージョンアップ LAB-SS Ver.1より 27,000円+税 30,000円+税
    LAB-S1Ver.1〜4より 72,000円+税 80,000円+税
    LAB-S1 DOS版、
    LAB-S2、LAB-SKYより
    180,000円+税 200,000円+税
    会員優待価格
    (新規購入)
    DRA-CADアソシエイト会員
    省エネルギー計算プログラム利用者の会会員
    180,000円+税 380,000円+税


「LAB-Sシリーズ」の刷新

    「LAB-SS Ver.2」の新発売に伴い、日影・斜線と天空率計算プログラム「LAB-S1」および、天空率計算/逆天空率計算プログラム「LAB-SKY」は、「LAB-SS Ver.2」に一本化いたします。
    従来の申請図書作成と最大ボリューム検討だけでなく、省エネルギーや環境建築のためのシミュレーション機能を兼ね備えた設計支援プログラムとして提供してまいります。
    なお「LAB-S1」および「LAB-SKY」は2010年12月31日をもって販売を終了いたしました。販売終了後1年間でサポートも終了いたします。

LAB-SS Ver.2

建築ピボット

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